昭和34年 四六判 P163 全体に経年によるヤケ、少汚れ 函スレ、角少イタミ 本体セロハンカバー少イタミ、端少破れ


昭和34年 四六判 P163 全体に経年によるヤケ、少汚れ 函スレ、角少イタミ 本体セロハンカバー少イタミ、端少破れ
装幀:岩崎鐸
“これが反小説(アンチ・ロマン)と呼ばれる、フランスの革新的文学運動から生れた作品である!!
伝統的小説形式を否定し、小説の若返りを企図する《反小説》について、サルトルは言う。
―つくられえない一つの小説の小説を書くこと、レンブラントやルーベンスの絵画に対する『絵画の殺戮』と題されたミロの絵画の如き関係を、ドストエフスキーやメレディスの構成のしっかりした大作に対して持つ虚構《フィクション》を創造すること、これが反小説の課題である。”(函裏紹介文)
→[装幀の異なる版(昭和47年11刷)はこちら]
目次:
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いま、柱の影が……
いま、南西の柱の影が……
とかされた髪に沿って……
谷間の底で……
いま、二番目の運転手の声が……
いま、家は空だ……
家中が空っぽだ……
剥げ残った灰いろのペンキと……
いま、柱の影が……
訳者後記