2023年 四六判 P316 帯付 カバーごく僅イタミ 表紙少反り 小口僅イタミ
2023年 四六判 P316 帯付 カバーごく僅イタミ 表紙少反り 小口僅イタミ
“観客を絶えず新たな領域へ誘う彩り豊かな作品群!
演劇、サーカス、ダンス、オペラ、映画など、枠組みを軽やかに越えて、常に新たな創造へと向かうルパージュ。海外での活動が増えようとも故郷ケベックを今も変わらずエクス・マキナの拠点とする。
ルパージュの「日本観」がうかがえるインタヴューを収録。”(帯文)
カナダ、ケベック出身の演出家・ロベール・ルパージュの手がけた作品を、年代ごとに論じる。
目次:
はじめに
序章 初期の活動
第一章 一九八○年代
一 『ドラゴンズ・トリロジー』におけるケベコワのアイデンティティの変遷
二 カナダのシェイクスピア ―『ロミオとジュリエット』(一九八九)におけるプレーリーの役割
第二章 一九九○年代
一 『シェイクスピア三部作』における操作される視線
二 『太田川七つの流れ』における女性の表象
三 ルパージュ作品における映像術
第三章 二〇〇〇年代
一 『アンデルセン・プロジェクト』 ―隠蔽された自己の表象
二 ジェンダーからの逸脱 ―『エオンナガタ』におけるシュヴァリエ・デオン像
第四章 二〇一〇年代
一 越境するサーカス ―シルク・ドゥ・ソレイユの『トーテム』
二 『八八七』 ―父親との記憶から見る一九六〇年代のケベック
三 『カナタ』の上演をめぐる論争の意義
終章 原点への回帰
付録 ロベール・ルパージュとのインタヴュー
年表
主な参考文献
初出一覧
あとがき
作品名索引
人名索引