2000年2刷 四六判 P264 帯スレ、端少イタミ カバー背から端にかけてヤケ、端イタミ
2000年2刷 四六判 P264 帯スレ、端少イタミ カバー背から端にかけてヤケ、端イタミ
シリーズ「日本の50年 日本の200年」
“餅の食べ方から新婚旅行の会話まで
行儀や食事作法などのマナーは、近代化の中でどのように変化してきたのか。日本の文化と風俗の現在を問う。”(帯文)
“文化としてのマナー
マナーは風俗であり文化である。だから時代により地域により変化する。マナーはときどき軽佻浮薄な表情をみせることもあれば、デモーニッシュな権力の表現ともなる。江戸後期以降、近代化の過程において、行儀や食事作法などが、「国民」「家族」の形成とかかわりながら、いかに変遷してきたかを問う。”(カバー袖紹介文)
目次:
はじめに
一 マナーを風俗文化としてみる
二 食事作法とは何か
{食事作法の起源/美・醜・浄・不浄/触覚と音}
三 食事作法の変化
{前近代の作法/近代・庶民の作法/よそう、盛る/食べはじめる/食べ方と箸づかい/会話と団らん}
四 のむ作法
{酔っぱらう作法/式三献と三三九度/中庸の酒}
五 間の礼法
{他者の視線/『女重宝記』・『男重宝記』/関係のデザイン}
六 茶道と近代の女性礼法
{茶道の再発見/すわる/あるく}
七 近代作法書を読む
{マナーの衝突/ふるまいと言葉の鋳型}
八 「国民礼法」の成立
{国家が定めるマナー/「礼法要項」制定/『日常礼法の心得』
九 マナーの行方
{結婚をめぐるマナー/マナーは自分で選ぶ}
参考文献ならびに史料
あとがき