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江戸東京の噂話 「こんな晩」から「口裂け女」まで 野村純一 大修館書店

1,100円(税込)

2005年 四六判 P215 カバー背および端少ヤケ、上端僅イタミ

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商品の説明


2005年 四六判 P215 カバー背および端少ヤケ、上端僅イタミ

目次:
はじめに
1章 幸せを招く若者たち
 江戸っ子桃太郎 {“江戸っ子桃太郎”の誕生/お宝『桃太郎絵巻』の機能/拮抗する「桃太郎・金太郎」/疫神退散の寝物語}
 山の神の子、金太郎 {金太郎の氏素性/「山姥」あっての「金太郎」/絵凧「山姥金時」/山の神の恩恵}
 祝儀物としての『文正草紙』 {正月の女の子の祝い/声に出して読まれた祝儀物}

2章 生まれ変わってきた子どもたち
 「こんな晩」の変奏曲 {漱石『夢十夜』の座頭殺し/再生される「こんな晩」}
 幸せに生まれ変わった子ども {ラフカディオ・ハーンの「力ばか」/滝沢馬琴の「変生男子」/冥界との通路/幸せな転生}

3章 再生される噂
 「巷の噂」の行方 {永井荷風が記した噂/噂を書き留める具眼の士}
 ニャンバーガーは猫の肉 {噂の食堂の肉/「味の素」の原料をめぐる噂/偏見が呼び出す噂}
 謎解き坊主の「サイギョウ」 {「西行」に出る職人たち/東京の「サイギョ」と「サイギョウ」/「西行」の実態/謎解き話に現れる「西行」/諸国をめぐる謎解き坊主}

4章 変貌する都市型妖怪
 未来を予言する「件」 {未来を予言する怪物/第二次大戦末期に現れた「件」/鎌倉時代の「牛の如き者」/現代の「牛女」の終息}
 都市型妖怪「口裂け女」 {都市型妖怪「口裂け女」の誕生/昼間の都市に現れる妖怪/三人姉妹の末っ子という役割/口頭伝承における「三」の意味/鎌を持って走る女/鎌の民俗をめぐる潜在的記憶}

5章 異界から現れるものたち
 「百物語」の作法 {子どもたちの遊びに見る「百物語」/「百物語」の本来の姿}
 「四隅の怪」の源流 {見知らぬ誰かを呼び出す遊び/さまざまな類似の遊び/座敷童子と「かごめかごめ」/異界から呼び出されるもの}

6章 駆けめぐる鼠と猫
 「鼠の嫁入り」がもたらす幸せ {この世と異界を往来する鼠/江戸で人気の「鼠の嫁入り」/町家の子孫繁栄の願い}
 変幻自在の猫 {猫が登場する、中国の「鼠の嫁入り」/猫、虎、龍をめぐる話/鼠よけの呪符としての猫/江戸で流行した猫絵/猫と狐の関係/化け猫と狼/主人の身を守る猫/「猫の首」が呼び起こす記憶}

7章 旅をする狸
 能書家の狸たち {隣り合う猫と狸/さまざまな「文福茶釜」/江戸の泣き茶釜/江戸周辺を徘徊した狸たち/勧進に歩いた狸/古狸の筆跡}
 東京発「狸の偽汽車」 {狸の旅の道筋/東京発の新話/都市伝説のはしり/狐が主役の「偽汽車」}

あとあとの記

その他の詳細情報

販売価格 1,100円(税込)