1997年 四六判 P225 帯角折れ跡 カバー端少イタミ
1997年 四六判 P225 帯角折れ跡 カバー端少イタミ
“「やっぱり君に読んでもらいたい」
生涯に消しようのない刻印を残しあった親友にしてライバルのふたり ―四十年の交友を書簡を通して綴る鎮魂の書き下ろし”(帯文)
澁澤龍彦から著者にむけてしたためられた折々の手紙を引きつつ、澁澤と著者自身、あるいはその周辺で起こったさまざまな出来事を回想した文章。
目次:
第一章 青春の勇み足
I エラリ・クイーンの“Yの悲劇”を
II これからは翻訳でもばりばりやって
III 僕は生活エンジョイ派だからね
第二章 ほろにがい間奏曲
I ペンで食うのは、実に辛い
II 三島由紀夫の夜
III パリの澁澤龍彦
第三章 未完の生涯
I 溶連菌のせいなんだよ
II 胎児で死んでも、八十で死んでも、おんなじだ
レクイエム重奏 ―あとがきにかえて