1989年 A5判 P300 帯端少破れ 函背僅ヤケ 表紙僅イタミ 天少汚れ 扉ページ色移り 付録小冊子付
1989年 A5判 P300 帯端少破れ 函背僅ヤケ 表紙僅イタミ 天少汚れ 扉ページ色移り 付録小冊子付
1959年初版、70年新装版が刊行されたものを、さらに復刊。
“マルキ・ド・サドの思想を縦横に紹介しつつ、テロル、暴力、自由、美、ユートピアなどについて独自の考察を開示し、自らの文学的位相を確然と宣言した記念碑的なエッセイ八篇。サド的明晰性につらぬかれた過激な想念がいま再び思想の〈現在性〉を問う。”(帯文)
目次:
【I】
暗黒のユーモア あるいは文学的テロル
暴力と表現 あるいは自由の塔
権力意志と悪 あるいは倫理の夜
薔薇の帝国 あるいはユートピア
母性憎悪 あるいは思想の獄
【II】
サド復活 デッサン・ビオグラフィック
文明否定から新しき神話へ 詩とフロイディズム
非合理の表現 映画と悪
初版あとがき
新装版あとがき
『サド復活』のころ(巖谷國士)
おぼえがき