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城と牢獄 澁澤龍彦 青土社

800円(税込)

昭和55年 A5判 P229 ビニールカバー欠 帯背ヤケ カバースレ、イタミ 天地小口ヤケ、汚れ 栞紐切れ

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商品の説明





昭和55年 A5判 P229 ビニールカバー欠 帯背ヤケ カバースレ、イタミ 天地小口ヤケ、汚れ 栞紐切れ

“監禁の形而上学
真の自由とは、監禁と抑圧のなかにこそ発露するものなのだろうか。死と隣りあわせる陰欝な牢獄に、すすんで己れの身体を幽閉して、瞑想をほしいままにし、狭い独房を己れの王国に変容せしめたサド侯爵の逆説。”(帯文)

目次:
【I】
城と牢獄
サドの論理
サド侯爵とジャンヌ・テスタル事件
サドとマゾッホ 種村季弘『ザッヘル=マゾッホの世界』を読む
精子派としてのサド
フランス版『サド侯爵夫人』について
惑星の運行のように ルノー/バロー劇団『サド侯爵夫人』を見て
ラコスト訪問記
ラウラの幻影

【II】
ポルノグラフィーをめぐる断章
近親相姦、鏡のなかの千年王国
エレアのゼノンあるいはボルヘスの原理
『イタリア紀行』について
アリアドネの日記
ヴァルーナの鎖
一冊の本 コクトー『大勝びらき』
バイロスについて
ヴィスコンティ『家族の肖像』について

【III】
金魚鉢のなかの金魚 埴谷雄高について
稲垣足穂さんを悼む
美しい笑顔 瀧口修造さんを悼む
呉茂一さんの翻訳について
堀口大學氏の翻訳
思想の良導体 齋藤磯雄氏の翻訳について
超低空を飛ぶひと 川崎長太郎
不真目人間の栄光と悲惨 種村季弘『詐欺師の楽園』
観念の動物園 『唐版犬狼都市』のために
加山又造あるいは豪奢な禁欲主義
宝石のようなイメージ 野中ユリのこと
銅版画のマニエリスト 山本六三
潜在意識の虎 『動物の謝肉祭』序

あとがき

その他の詳細情報

販売価格 800円(税込)