1981年 A5判 P216 ビニールカバー少収縮 カバー端汚れ、少イタミ 帯付 天・小口からページ端にかけて少ヤケ、汚れ P62端汚れ
1981年 A5判 P216 ビニールカバー少収縮 カバー端汚れ、少イタミ 帯付 天・小口からページ端にかけて少ヤケ、汚れ P62端汚れ
中井英夫第四エッセイ集
“香り高い時間の彼方へ注ぐ端正な眼差し
時計・コンピューター・百科事典・洞窟・宝石
金銀・狂気・記憶・電気椅子・電気療法・暗号・カクテル・精神病院
映画・都市・地下鉄・時間・短歌・香り・香水・花・死者・同性愛・化粧
歌舞伎・いき・新青年・恐山・田端・建石修志”(帯文)
目次:
【I 香りの時間】
待つ/うなだれる/訝しむ/溶ける/礙げる/狂う/記憶する
【II 白銀の暗殺者】
電気地獄草紙/暗号異聞/禁じられた扉/偏愛的俳優《スタア》列伝 ―光と影の彼方に/幻影の都市 ―私の都市論/地下鉄幻想/時間の闇 ―私の文明論/香りの言葉/白銀の暗殺者 ―香りの源泉について/立野地蔵尊由来/流刑地にて ―ホモ・セクシュアルについて/男が化粧するとき/現代の「いき」の構造/「新青年」の変遷/恐山の異臭/幻町の住人になるには/建石修志の不在(中井英夫)・おゝ厳格なる数学よ(建石修志)
【III 黒鳥の呟き】
白鳥扼殺者/黄いろい涎/紫匂う舞台/蒼ざめた月曜/青雲の志とは/薔薇と狂気と/金と銀と銅/緑いろの血/茶の犬の墓/橙果親しむ候/紅葉づる庭で/黒鳥の死まで
あとがき