1994年 四六判 P306 カバー背および端ヤケ、端少イタミ 天地小口および裏遊び紙時代シミ P207下端僅イタミ
1994年 四六判 P306 カバー背および端ヤケ、端少イタミ 天地小口および裏遊び紙時代シミ P207下端僅イタミ
“…本書の特徴は、動物文化誌(史)的な色彩が濃く、古今東西の豊富な話題が盛られ、さらに著者自身の体験も随所に盛り込まれている。軽妙な社会時評も散見される。…”(本書巻頭「監修のことば」より)
目次:
子(ネズミ)
{種族繁栄の秘密/ドブネズミにみる世界侵略史/染色体に書かれていた原産地/棲み心地がよくなかったパラダイス}
丑(ウシ)
{甦った家畜ウシの祖先/家畜化への長い道のり/聖なるウシの幸福度/仏の名を借りた牛肉食の禁忌}
寅(トラ)
{命がけで探る共存の道/食うものと食われるもの/我が国でのトラ}
卯(ウサギ)
{ノウサギとカイウサギ/ウサギの耳はなぜ長い/カイウサギの今昔/ウサギ消えしかの山}
辰(タツ)
{龍の博物誌/ドラゴン考/オーパーツ}
巳(ヘビ)
{名前のいわれ/ヘビの祖先にまつわる記憶/合理的な体の仕組み/幻のヘビ考/平和主義者の嚇し}
午(ウマ)
{ウマのたどった道/ウマ即軍馬の時代/貧しさが育てた愛馬精神/壮大だった馬匹計画/何のために走るのか}
羊(ヒツジ)
{ヒツジ雑学誌/ヒツジと漢字/ヒツジとヤギから見た西洋文化/“パニュルジュのヒツジ”とラブレーの教訓}
申(サル)
{サル学事始め以前/餌づけの功罪/異形の神から害獣へ/問われる“霊長”らしさ}
酉(ニワトリ)
{ニワトリの系図/古典にみるニワトリの西漸/我が国におけるニワトリの今昔/経済動物ゆえの悲劇}
戌(イヌ)
{犬養処理からみた国民性/掘りだされた犬骨を読む/「生類憐れみの令」異説/鎖でつなぐ管理}
亥 (イノシシ)
{誤伝だった妖怪談/進化の道を踏みはずした獣/捕獲数増加の謎/痩せたブタでも救世主}
十二支の話
{十干十二支考/十二支にネコが入っていないわけ/暦の雑学誌}