1995年 A4変型判(21.0×28.2) ソフトカバー P77 カバー僅スレ、端僅イタミ
1995年 A4変型判(21.0×28.2) ソフトカバー P77 カバー僅スレ、端僅イタミ
作品40数点とその部分拡大にくわえ、若干の素描や参考作品など、計76枚のカラー図版を掲載し、解説を付す。
“長いあいだ美術史家は、カルパッチョを薄っぺらな物語画家、風俗画家としてしか認めてこなかったが、近年になってようやく、このかたくなな画家のすばらしい独創的な創造力が評価されるようになった。
本書の著者フランチェスコ・ヴァルカノーヴァは、カルパッチョのもっとも有名な連作画である《聖女ウルスラ伝》や《スキアヴォーニ同信会の連作画》を分析しながら、この画家の芸術が「ヴェネツィア絵画の伝統のなかではきわめて独創的」であること、それと同時に「15世紀末の文化に深く根ざしたもの」であることを指摘している。”(カバー袖紹介文)
目次:
15世紀のヴェネツィア
《聖女ウルスラ伝》連作と同時期の作品
《スキアヴォーニ同信会の連作画》と16世紀初頭の作品
《聖ステ・パノ伝》連作と晩年の作品
主要文献
カルパッチョとスクオーラ