1995年 文庫判 P315 カバー少スレ、少汚れ、背ヤケ、端僅イタミ
1995年 文庫判 P315 カバー少スレ、少汚れ、背ヤケ、端僅イタミ
“銕仙会の会員になり、能を集中的に見て論ずる「芸術断想」 をはじめ、歌舞伎、芝居、映画などの芸術論、物議をかも した映画『憂国』の製作過程を描いた「製作意図及び経過」、他にコクトー論を収める。芸術全般に対する、鋭く深い考察と愛情が三島文学の根底を流れる。”(カバー裏紹介文)
目次:
芸術断想
あとがき(「目―ある芸術断想」)
*
盛りあがりのすばらしさ
ベラフォンテ讃
迫力ある「ウエストサイド物語」 ―初日を見て
篠山紀信論
序(矢頭保写真集「裸祭り」)
ポップコーンの心霊術 ―横尾忠則論
*
映画「双頭の鷲」について
私の洋画経歴
「地上より永遠に」評
荒唐無稽
「浮気は巴里で」
映画の中の思春期
「情事の終り」10の指摘
みずみずしい生命力
「お茶と同情」の映画化
ディーンとブロードウェイ
製作意図及び経過(「憂国映画版」)
*
加藤道夫氏のこと
楽屋で書かれた演劇論
カブキ・新劇・アメリカ演劇
近松ばやり私観
六世中村歌右衛門序説
地獄のオルフェウス
テネシー・ウィリアムズのこと
*
〈ジャン・コクトオ〉
ジャン・コクトオと映画
稽古場のコクトオ
ジャン・コクトオの遺言劇 ―映画「オルフェの遺言」
軽金属の天使
コクトーの死
世界前衛映画祭を見て ―傑作・コクトオの「詩人の血」
解説 観客の恍惚と不安(田中美代子)