1998年 四六判 P597 帯・カバー・小口僅汚れ 小口からページ端にかけて少ヤケ
1998年 四六判 P597 帯・カバー・小口僅汚れ 小口からページ端にかけて少ヤケ
“阿蘭陀レンズで心が見たい。
気鋭の江戸視覚文化論!
世界一の人口を擁した大都市江戸の人々は、見えない人の心、見えない明日に揺らいでいた。見えないものをみせてくれるオランダ渡りの顕微鏡・望遠鏡と「まことのこころ」で生きよと説く町民哲学、石門心学が町の雑踏のからくり箱のなかで奇妙に縒り合わされていく。”(帯文)
目次:
序章
第一章 十八世紀の貿易と文化
第二章 「バタヴィア気質」で談論風発
第三章 装置と運動
第四章 絵を見せる機械
第五章 中を見る
第六章 レンズこそ眼目
第七章 高みから見る
日本語版へのあとがき
江戸に開いた「新しい場所《フィールド》」(田中優子)
大江戸新美術史(高山宏)
註
参考文献一覧
図版一覧・写真提供
索引