1990年 A5判 P151 帯ヤケ、濡れシミ カバー僅汚れ、背ヤケ大 天少時代シミ
1990年 A5判 P151 帯ヤケ、濡れシミ カバー僅汚れ、背ヤケ大 天少時代シミ
“声ではない声
忘却の河をわたることなく時の水流の深みに身を沈め 沈黙をきざみ出すことばの骨となって今なお聴こえてくる声”(帯文)
パウル・ツェランの第三詩集を全訳。
目次:
I
声たち
II
確信/手紙と時計に添えて/ある絵の下に/帰郷/下には/今日と明日/条痕
III
夜禱《テネブレ》/花/白く軽やかに/ことばの格子/雪のベッド/風の流れにそって/夜/ブルターニュの素材/瓦礫船
IV
ケルン、中庭で/遠方へ/一日また一日/口の高さほどの所に/手/しかし/万霊節/ある風景の設計
V
見開かれた、一つの目/上空には、音もなく/世界/夏の報告/引き潮/線路の土手、路傍、荒れはてた広場、瓦礫/迫奏《ストレッタ》
あとがき