1976年 四六判 P231 函ヤケ、汚れ、少イタミ、天部時代シミ多、一部剥がれ 本体表紙スレ、汚れ、背ヤケ 小口および見返し僅汚れ
1976年 四六判 P231 函ヤケ、汚れ、少イタミ、天部時代シミ多、一部剥がれ 本体表紙スレ、汚れ、背ヤケ 小口および見返し僅汚れ
“バロック音楽をなかだちとしてここに絢爛とくりひろげられる塚本邦雄のユニークな美的世界”
“交響風音楽評論集
秋はゆふぐれ夢殿に若き日のワーグナーを夢み
ヴェネツィアの白群の紫陽花にマーラーを偲び
マドリッドでは王女の繪姿にラヴェルを戀ふる”(宣伝文)
目次:
【I フーガ 〈斑鳩〉=ワーグナー幻想】
男巫《をとこみこ》の抒情詩《カルメン》=梁塵秘抄とカルミナ・ブラーナ
水都緑金譜=マーラー試論
【II 生ける男のための孔雀舞《パヴァーヌ》=ラヴェル小論
杏の形の一つの諷刺《サテイール》=エリック・サティ考
よにふるながめ=フォーレとデュパルク
良夜幻聴=月光のアンヘレス
秋思詩篇二人断腸=リス・ゴーティ拾遺
La Mattchiche=わがシャンソン邂逅
【III 〈冷い手〉の記憶=プッチーニ頌】
萬歳《ヴィヴァ》ヴァレンシァ=硝煙とミスタンゲット
政變とミロンガ=シモーネに寄す
轉轉承起=ビリチスの歌聯想
薄暮交感=鐵装《フェレ》の獅子《レオ》
サムソンのソプラノ=歌手ホイットマンに
【IV 深夜の〈日の出館〉=ジ・アニマルズ論】
幻影歌謡曲=私説昭和流行歌史
白孔雀納棺=西條八十論
跋=栖子に寄す