1999年6刷 文庫判 P304 小口僅キズ、僅汚れ
1999年6刷 文庫判 P304 小口僅キズ、僅汚れ
副題:ミサの作曲に示される西洋音楽のあゆみ
“本書では西洋音楽史の形式をとりながら、単なる年代記的な現象記述とは趣を異にした音楽の内面史が語られる。ミサ音楽の歩みを音楽と言語とのたえざる対決の歴史として、音楽の言語化、言語の音楽化という弁証法的過程の歴史として捉えるのである。
若き精神医学者としてミュンヘン大学に留学した訳者が、ゲオルギアーデスの講義を聴講して感銘を受け、敬愛をこめて訳出した西洋音楽史の歴史的名著。”(カバー裏紹介文)
ドイツで出版された原書(1954年)の全訳として66年に音楽之友社から刊行されたものを文庫化。
目次:
まえがき
一 序論
二 古代およびカロリング朝以前の時代
三 カロリング朝時代
四 中世盛期
五 十四世紀と十五世紀
六 バレストリーナ
七 モンテヴェルディ
八 ドイツ語と音楽
九 シュッツ
十 器楽とJ・S・バッハ
十一 ウィーン古典派
十二 音楽的現実の諸段階
十三 口マン派
十四 現代
十五 歴史としての音楽
訳注
ミサ通常文 対訳
訳者あとがき
学術文庫版あとがき