1994年 文庫判 P283 帯少汚れ カバー僅スレ
1994年 文庫判 P283 帯少汚れ カバー僅スレ
“探偵小説作家・江戸川乱歩登場。 彼がその作品の大半を発表した1920年代は、東京の都市文化が成熟し、華開いた年代であった。大都市への予兆をはらんで刻々と変わる街の中で、人々はそれまで経験しなかった感覚を獲得していった。乱歩の視線を方法に、変貌してゆく東京を解読する。”(カバー裏紹介文)
目次:
序章
i章 感覚の分化と変質
{探偵の目/目と舌と鼻、そして指}
ii章 大衆社会の快楽と窮乏
{高等避民の恐怖/貧乏書生の快楽}
iii章 性の解放、抑圧の性
{姦通/スワッピング}
iv章 追跡する私、逃走する私
{追跡する写真/逃走の実験}
v章 路地から大道へ
{もう一つの実験室/大道芸人たち}
vi章 老人と少年[三〇年代から六〇年代へ]
{埋葬/少年誘拐}
年譜
あとがき
参考文献
解説(種村季弘)