2008年1刷 文庫判 P265 帯僅汚れ、角僅イタミ 小口からページ端にかけてヤケ
2008年1刷 文庫判 P265 帯僅汚れ、角僅イタミ 小口からページ端にかけてヤケ
“明治元年生まれ、昭和二年没。理想を求め、現実に躓き、なお人として良き道を往くべく苦闘した蘆花。熊本での幼少期、身近に砲声を聴いた西南戦争を背景に、ある一家の悲劇を描く「灰燼」、貧者救済を己に課し、異国で死ぬうら若い女性の凛とした生き方を、キリスト者の求道と人間的悩みの両面から描く「梅一輪」、農的生活の実践論「美的百姓」等、近代日本の光と影を一身に体現する蘆花花文学の精髄二十四篇。”(カバー裏紹介文)
目次:
I
漁師の娘
梅一輪
哀音
可憐児
海運橋
国家と個人
兄弟
断崖
灰燼
II
此頃の富士の曙
利根の秋暁
大海の出日
相摸灘の落日
相摸灘の水蒸気
湘南雑筆(抄)
吾家の富
晚秋初冬
故人に
農
美的百姓
村の一年
III
ヤスナヤ・ポリヤナの五日(抄)
勝利の悲哀
謀叛論(草稿)
解説(吉田正信)
年譜(吉田正信)
著書目録(吉田正信)