1993年1刷 ページ部分14.9×20.0 P560 帯背ヤケ、端少イタミ 本体元パラ背ヤケ 月報付
1993年1刷 ページ部分14.9×20.0 P560 帯背ヤケ、端少イタミ 本体元パラ背ヤケ 月報付
目次:
【黒魔術の手帖】
{序/ヤコブスの豚/力バラ的宇宙/薔薇十字の象徴/夜行妖鬼篇/古代カルタの謎/サバト幻景/黒ミサ玄義/自然魔法もろもろ/星位と予言/ホムンクルス誕生/蠟人形の呪い/聖女と青髯男爵 ジル・ド・レエ侯の肖像I/水銀伝説の城 ジル・ド・レエ侯の肖像II/地獄譜 ジル・ド・レエ侯の肖像III/幼児殺戮者 ジル・ド・レエ侯の肖像IV/あとがき(選書版)/あとがき(文庫版)}
【神聖受胎】
I {ユートピアの恐怖と魅惑/狂帝ヘリオガバルス あるいはデカダンスの一考察}
II {テロオルについて/反社会性とは何か/危機と死の弁証法/ワイセツ妄想について/檻のなかのエロス/神聖受胎 あるいはペシミストの精神/スリルの社会的効用について あるいは偽強姦論/国語改革はエセ進歩主義である/生産性の倫理をぶちこわせ}
III {恐怖の詩情/前衛とスキャンダル/仮面について 現代ミステリー映画論/「好色」と「エロティシズム」 西鶴と西欧文学/査証のない惑星/知性の血痕 ブルトンとトロツキー/十八世紀の暗黒小説/銅版画の天使・加納光於/燔祭の舞踊家・土方巽/「鉄の処女」あるいは春日井建の歌}
IV {発禁よ、こんにちは サドと私/裁判を前にして/第一回公判における意見陳述/不快指数八○/あとがき}
【補遺 一九六〇―六一年】
{『鏡子の家』あるいは一つの中世 三島由紀夫についての対話/神聖受胎 あるいはスキャンダルの精神/久野昭『神と悪魔 ―実存倫理の視界』(書評)/神山圭介『盗賊論』(書評)/パラケルススの剣/マルキ・ド・サド『悪徳の栄え』普及版訳 者のことば/ラクロ『危険な関係』(「翻訳研究室」)/瀧口修造編『エルンスト』(書評)/推理小説月旦 一九六〇年十月―六一年三月/推理小説とオカルティズム 小栗虫太郎を中心に/ミステリーにふける A L'ESSENCE, AH!(本質を求めよ)/サディズム(『術語の手引き』)/「フランスにおけるサド裁判記録・資料」はじめに/「マクベス」と妖術について/双葉ガ負ケタ!/『悪徳の栄え』(発禁翻訳本』)/日録/マルキ・ド・サド『悪徳の栄え』新装版 あとがき/雪の記憶
解題(種村季弘・巌谷國士)
月報:インタヴュー 妹からみた兄龍彦(1)(澁澤幸子―著者の妹 インタヴュアー:出口裕弘)