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シリーズ【物語の誕生】 大荒神頌 山本ひろ子 岩波書店

0円(税込)

1993年 四六判 P217 帯僅汚れ

商品の説明


1993年 四六判 P217 帯僅汚れ

“中世民衆が育んだ異形の神々の物語 ―山岳修験道の祖「役行者」、神楽の古形を伝える奥三河「花祭」に降臨する神々。苦悩し、闘い、開眼する姿をいきいきと再生する。民衆宗教に隠された想像力の秘儀。”(宣伝文)

『異神 ―中世日本の秘教的世界』、『変成譜 ―中世神仏習合の世界』などの著者でもある山本ひろ子が、知識と考察、それに基づく想像力を織りこんで、論考ではない形式で綴った文章4篇を収録。

役小角の神秘的宗教体験を題材とした「役行者」と、1980年代の大学生“ぼく”を語り手として奥三河の花祭に取材した「龍王しずめ」は小説風の体裁をとった作品。
「切り目の王子」は熊野の境界辺りに祀られる“切目王子”あるいは“切目の金剛童子”にまつわる縁起・伝承を紹介しつつ、考察や推測を巡らせる。
「五郎の姫宮」は土公祭文に語られる五郎王子あるいは五郎の姫宮をめぐる考察を、手紙の体裁で綴る。

目次:
【熊野詣篇】
役行者
切目の王子

【花祭篇】
龍王しずめ
五郎の姫宮

その他の詳細情報

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