昭和42年 A5判 P166 全体に経年によるヤケ、汚れ、少イタミ 函角および背濡れシミ 本体セロハンカバー破れ
昭和42年 A5判 P166 全体に経年によるヤケ、汚れ、少イタミ 函角および背濡れシミ 本体セロハンカバー破れ
“いま、科学は、すばらしいいきおいで、日一日とすすんでいます。あとなん年もたたぬうちに、人間は月にとうちゃくするでしょう。つづいて、火星、金星、木星などの感星を征服し、そこで生活するようになるかもしれません。
これらの星には、地球のような呼吸できる空気がないうえ、有毒大気があったり、あつささむさもきびしく、きけんなことがおおすぎます。だから、人間がくらすには、どうしても、強力なロボットのたすけがひつようです。
そのころには、ロボットも、ゆうしゅうな電子頭脳をもち、人間のことばを自由にはなし、人間をまもり、人間のかわりにはたらくようになるでしょう。
人間とロボットは力をあわせて、さらにとおい宇宙へのりだしていくのです。
このような時代に、ひと足さきにはいったつもりで、「逃げたロボット」をよんでください。”(本書「はじめに」より)
目次:
地球からのニュース
親子のあらそい
売られたロボット
とられたズボン
逃げたロボット
砂漠のどうくつ
ガナポリスめざして
貨物宇宙船「トラベラ号」
火星への旅
密航少年
船長のいかり
つかまったパウル
火星都市
死の砂あらし
みどりの地球
めぐりあい