2009年2刷 文庫判 P330 帯角折れ跡 P3〜19にかけて薄く鉛筆引線消し跡
2009年2刷 文庫判 P330 帯角折れ跡 P3〜19にかけて薄く鉛筆引線消し跡
“株価は7分の1に下落、銀行倒産6000件、失業者1000万人―
「暗黒の木曜日」はくりかえされるのか”(帯文)
“一九二九年十月二十四日、突如、大暴落したニューヨーク株式市場。ここに世界を巻きこむ大恐慌は始まった。株価は七分の一に下落、銀行倒産六千件、失業者一千万人―。難解な専門用語や数式を用いず、当時の新聞記事や証言から、庶民の目に映った経済破綻と数々の経済政策を活写。混沌の坩堝にあった大恐慌期の米国に、現代を生きる我々は何を学ぶか。”(カバー裏紹介文)
目次:
プロローグ 大恐慌はくりかえされるか
第一章 暗黒の木曜日
1 マーケットが崩落した日/2 マイホーム、映画、T型フォード/3 大恐慌はなぜ起きたか/4 フーヴァーの失敗
第二章 市民たちの大恐慌
1 失業者たちの長い列/2 自宅を追い出された人びと/3 コーンベルトの叛乱/4 女性たちの苦難
第三章 市場崩壊のメカニズム
1 銀行倒産六○○○行の衝撃/2 リフレーション論の系譜/3 政府は銀行をどう改革したか/4 金本位制停止からドルの切り下げまで
第四章 ニューディールの景気政策
1 ローズヴェルトが大統領に就任したとき/2 農業は復権を、労働者には賃金を/3 失業者救済計画/4 消費者意識の芽生え
第五章 ケインズ論への道
1 ケインズが見た世界大恐慌/2 均衡財政から積極財政へ/3 昭和恐慌と高橋財政
エピローグ 一九二九年大恐慌のアメリカと二一世紀の日本一
あとがき
参考文献
解説