1976年 A5判 ソフトカバー P179 カバーヤケ、シミ 小口および見返しヤケ、時代シミ 裏見返しラベル剥がし跡
1976年 A5判 ソフトカバー P179 カバーヤケ、シミ 小口および見返しヤケ、時代シミ 裏見返しラベル剥がし跡
昭和46年11月発行の雑誌『伝統と現代』第12号から、特集「死生観」のパートを再録し復刊。
目次:
口絵 むけんならくへおちる―津軽の地獄絵図―(内藤正敏)
【戦後社会と〈死〉のイメージ】
“様式化された死”への希求 急進主義的人間のイロニー(磯田光一)
〈死〉に灼かれた眼について 戦後文学試論(笠原伸夫)
『葉隠』について 三島由紀夫「葉隠入門など(塚本康彦)
戦争詩にみる〈死〉のイメージ 高村光太郎・三好達治など(鶴岡善久)
現代葬送考 死者慰霊の今日的意味(久野昭)
鼎談 沖縄の生と死 日本人の死生観の原像をもとめて(桜井徳太郎、谷川健一、吉野裕子)
【死生の風土】
アフリカの死生観 死者と生者の共同体(阿部年晴)
朝鮮の死生観 鬼神信仰を中心に(崔仁鶴)
アイヌの死生観 狩猟民の思想(大塚和義)
風と風景と死 インド紀行(藤原新也)
醒めきった死生の空間 アメリカ紀行(佐原次郎)
女教祖の死生観 北村サヨと深田千代子の場合(清水雅人)
イラスト 輪廻転生草紙(難波淳郎)
【伝承の死生観】
喪屋について 古代日本人の死の原理(吉野裕子)
説話にあらわれた死生観 甲賀三郎譚を中心に(福田晃)
乱世における死生観 平家物語を中心に(大野順一)
酷薄な生と死の混淆 能面の生と死(馬場あき子)