1995年 B5判 P237
1995年 B5判 P237
“ロマネスクな筋や構成を全く無視して、全篇を一種の散文詩、寓話、アネクドット、対話、アフォリズムのようなものから成り立たしめているのが、この変ったスタイルの小説『ポトマック』の第一の特徴であろう。さらに本文と同時に描かれた、六十四枚のデッサンがこれに加わって、この風変りな小説はいよいよユニークなものとなる。……”(「訳者あとがき」より)
目次:
献辞
後から
どんな風にして彼等は出現したか
ウージェーヌたちのアルバム あるいは
面白く終るようなお話は
{却っていっそつまらなく終るもの/ペルシケエルの手紙}
十字街
最初のポトマック訪問
アリアドネ
死
二度目のポトマック訪問
道草食い
三度目のポトマック訪問
翌日
不可能なる利用
特別版
あとがき
イゴオル・スラヴィンスキイへ
訳者あとがき