昭和41年 四六判 P387 函ヤケ、汚れ、少イタミ 本体カバー下端少破れ 奥付ページに「献本」印
昭和41年 四六判 P387 函ヤケ、汚れ、少イタミ 本体カバー下端少破れ 奥付ページに「献本」印
“重いカーテン、濃縁色の窓ガラス、オレンジ色に染められた壁、モロッコ革の天井に懸かる青い絹張りの巨大な天空……外界と全く遮断された密室に潜んで、ボオドレエルにマラルメにそして宝石に香料に奇怪な幻想を描く一つの病める脳髄。デ・ゼッサントは現実の一切を拒否しカトリック的中世に憧れひたすら人工的な夢幻の境に沈下しつづける……。
自然主義の桎梏を断ち切った本書『さかしま』は世紀末美学の寵児ユイスマン一代の奇作で、デカダンスの聖書、関象徴派の宝典とさえ讃えられる。完訳”(カバー裏紹介文)
目次:
略述
第1章〜第16章
あとがき