2003年初版 A5判 P242 帯付
2003年初版 A5判 P242 帯付
“澁澤龍彦、新たなる復活
今まで単行本・文庫本では読むことのできなかった幻のエッセイを中心に斬新な編集でよみがえる全く新しい澁澤龍彦〈美術論〉の真髄。貴重な図版多数収録。”(帯文)
目次:
【I】
血と薔薇コレクション
ポール・デルヴォー
クロヴィス・トルイユ ネクロフィリアの画家
ピエール・モリニエ 夢魔の画家
序 モリニエ頌
写真家べルメール 序にかえて
アロイス・ツェトル ―動物たちの楽園
ジル・ランボオ あるいは永遠の裸体について
ロメーン・ブルックス アンドロギュヌスに憑かれた世紀末
ビザンティンの薄明 あるいはギュスターヴ・モローの偏執
キリコ、反近代主義の亡霊
私のバルチュス詣で
世紀末画廊
ジャン・ロランとジェイムズ・アンソール
ユイスマンスとフェリシアン・ロップス
アンリ・ド・レニエとモーリス・ドニ
オクターヴ・ミルボーとアリ・ルナン
ロデンバックとクノッフ
シュオブとD・G・ロセッティ
レオン・ブロワとギュスターヴ・モロー
メーテルランクとアルフォンス・オスベール
レミ・ド・グールモンとオディロン・ルドン
ロベール・ド・モンテスキュウとエドガール・マクサンス
ジョルジュ・ダリアンとロートレック
ジャリとフィリジェ
ユーグ・ルベルとベックリン
【II】
魔的なものの復活
造形美術とエロティシズム
幻想美術とは何か
幻相想美術の流れ
私のシュルレアリスム
【III】
マックス・エルンスト
目で見る暗黒小説
マックス・エルンストを悼む
エルスト展に寄せて
【IV】
マックス・ワルター・スワーンベリ
【V】
デュシャン あるいは悪循環
澁澤龍彦美術論集 解説(谷川渥)
初出一覧