2004年4刷 新書判 P181 カバー僅イタミ、端僅ヤケ
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2004年4刷 新書判 P181 カバー僅イタミ、端僅ヤケ
ギリシャのヘロドトスの記述にはじまり、オデュッセイア、旧約聖書、アトランティスについて言及したプラトンの著述など、古代の文献に見られる伝説上の地への冒険譚をとりあげ、それらが実在の場所や風土に比することができるという仮定に基づいて検討を試みる。またエデンの園を目指す航海、16世紀オレヤーナが辿りついた黄金卿、キャプテン・クックが巡った島々など、中世以降に西洋文明が発見してきた未踏の地についても言及する。
“世界が世紀末的様相を呈すると、人間はとかく冷静な判断を忘れ、想像力で未来をいちはやく先取りしようとする。かくして伝説が生まれるが、この種の伝説は、必ずしも荒唐無稽の絵空事ばかりではない。本書は、アトランティス伝説を基調に、時空を超えた豊穣なる伝説の世界を鮮やかに描き出している。”(カバー裏紹介文)
目次:
訳者まえがき
序
第一章 古代
1 ヘスペリデスの死
2 イリオンからイタケー島へ
3 オフル王国
4 この世の果て、ツール
5 アトランティス、古代の種まき
第二章 中世とルネサンス
1 地上楽園(エデン)と幸運の島
2 永遠の国(マグ=メルド)からエストチランドへ
3 驚異の浜(フルトフルシュトランディア)
4 黄金卿(エル・ドラード)の国
5 イスの都
第三章 現代
1 宝島と幽霊島
2 ラバ=ヌイ島(イースター島)
3 死霊の国(ラ・レミュリー)
4 アトランティス、現代の収穫