1996年13刷 新書判 P153+参考文献P2 カバー上端僅イタミ、裏薄く折れ跡 本体裏表紙少汚れ 裏遊び紙少ラベル剥がし跡
1996年13刷 新書判 P153+参考文献P2 カバー上端僅イタミ、裏薄く折れ跡 本体裏表紙少汚れ 裏遊び紙少ラベル剥がし跡
“「流浪の民」と呼ばれ、その特異な風習や情熱的な音楽によってロマンティックな連想をかきたてさせてくれるジプシーも、その歴史と現状を見ると、まさに迫害と苦難の連続であった。本書は謎に包まれたジプシーの実態に照明を当て、最新の研究に基づき、ジプシーの担う今日的な問題を明らかにする。”(カバー裏紹介文)
目次:
訳者まえがき
序
第一章 アジアからヨーロッパへ
{パリ、一四二七年/中部ヨーロッパ/東部ヨーロッパ/移動の径路/アジア/インド・アーリア語であるジプシー語/インド/文学上の証拠/ジプシーという名称/インド出発の時期/中世以後のヨーロッパのジプシー}
第二章 ジプシーの外面生活
{ジプシーとは何か?/身体の外観/衣服/流浪するジプシーの宿営/定住するジプシー/「パトラン」/家畜/食物/職業/金属の加工/馬/フルイ、籠などの製作/盗み/娯楽と見世物/占い}
第三章 ジプシーとその内面生活
一 家族 {結婚/出生と幼年期/死}
二 祭式と信仰 {洗礼/巡礼/神/神話/祭といけにえ/悪魔/自然/運/魔術(占い)/不浄とタブー/医学と薬草}
三 社会と組織 {ジプシーの統一性/養子縁組/グループ/家族内の権威/財産の相続/首長と裁き役/裁き}
第四章 現代の世界におけるジプシー
{ジプシーの総数/西洋文明とジプシー/語彙/音楽/文学}
終章 ジプシーとわれわれ
参考文献