昭和43年 A5判 P323 全体に経年によるヤケ大、汚れ 帯およびカバー上下端破れ、イタミ
昭和43年 A5判 P323 全体に経年によるヤケ大、汚れ 帯およびカバー上下端破れ、イタミ
昭和九年(一九三四)秋におけるミクロネシア諸島、大正十一年(一九二二)春の台湾蕃地、同年夏の沖縄における音楽舞踊調査の紀行およびその報告。
目次:
刊行の辞(田辺尚雄)
序
解説
【南洋(一九三四年・昭和九年】
序
一 調査旅行の動機
二 調査旅行の準備工作
三 調査旅行の日程
四 パラオ島 {行程/アバイ/楽器/歌謡/舞踊}
五 トラック島 {行程/森小弁氏/集会所/楽器/歌謡/トラック島民謡/舞踊}
六 ポナペ島 {行程/歌謡/ポナペ島の古代史/シャウテレウル王朝/舞踊/棒踊/テレペイショを求める踊/モートロック島の仮面}
七 クサイ島 {行程/クサイ島の歴史と伝説/レロ城趾/島の二教育機関―公学校と宗教学校}
八 ヤルート島 {地勢/行程/音楽と舞踊/ウォツジェの戦闘踊/新らしい形の戦闘踊/ミレ島お手玉の歌/アルノ島の踊/メジュ口島の踊}
〔補注〕わが古代の舞踊について
【台湾と厦門(一九二二年・大正十一年)】
{緒言/生蕃の音楽/東京より基隆ヘ/基隆の一日―京舞の名手/台北市―李氏別邸/宴会―台湾音楽の印象/蕃地へ出発―濁水渓谷の沿岸/台車の危険と愉快/台湾電力会社の大工事/埔里社より眉渓ヘ/蕃界に入る―生蕃の第一印象/パーラン社―ハック番の娘/蕃童学校および蕃舎訪問/パーラン社蕃人の歌と踊/生蕃の活劇/生蕃の恋物語/埔里社の一日/日月潭上の杵楽/中部を去って熱帯に向う/潮州に向う―熱帯の風光/ライ社に入る/ライ社蕃人の歌と踊/ライ社の一夜/高雄港の一日/台南孔子廟の古楽器/媽祖廟の大祭/台南から台中へ/台湾劇―月中桂の妙技/台北の講演―中央研究所/レコード音楽会―台湾芸姐/中国厦門コロンス島/当時の厦門市街の奇観/厦門の御前清曲/厦門から再び基隆ヘ/台湾博物館―北投温泉/基隆ヘ逆航―無事帰京/生蕃についての感想}
【沖縄(一九二二年・大正十一年)】
{序/東京から鹿児島へ/鹿児島出帆―大島の台風/那覇の一日―市中見物/琉球音楽舞踊会/首里域の古楽器と音楽/末広亭の歓迎会/調査会―講演会/実業家の歓迎会―名優の妙技/第二調査会―写真撮影の困難/送別の小宴―美妓の箏/沖縄を去ってはるかに南国へ/宮古島の一日/八重山の仙島/八重山音楽舞踊の演奏会/ユンタ、ジラバの研究/島内の見物/西表島と女護の島/再び台湾へ―日本亭の家庭踊り/台湾より東京へ}
本選書の編集に当って
編集後記