パランプセスト 第二次の文学 ジェラール・ジュネット 訳:泉涼一 水声社

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1995年 A5判 P731 カバー上端僅イタミ、背および端少ヤケ 小口僅汚れ

叢書記号学的実践

“パロディ、パスティシュ、風刺、戯作、転移など、著者が《イペルテクスト性》と呼ぶものの壮大な理論化の試み。ホメーロスからバースに至る世界の文学の歴史を、テクストの変形と模倣の観点から読み直す「もうひとつの世界文学史」。 ”(宣伝文)

“《パランプセスト》とは
文字通リには最初に書かれた文字を掻き消してその上に別の文字を書き記した羊皮紙のことだが、それによって元のテクストがまったく読めなくなるわけではなく、新しいテクストの下に、古いテクストを言わば透かし読むことが可能なのだ。
比喩的に言えば、あるテクストは常に他のテクストを隠しているのだが、しかしそれを完全に隠しおおせるわけではなく、大抵の場合、テクストは二重の読み、なくとも《イペルテクスト》とその《イポテクスト》 ― たとえばジョイスの『ユリシーズ』とホメーロスの『オデュッセイア』―が重層する読みに供せられる、ということだ。
ここで言う《イペルテクスト》とは、先行する作品(《イポテクスト》)から、パロディがそうであるように変形によって、あるいはパスティシュがそうであるように模倣によって派生するあらゆる作品のことである。
しかし、パロディ もパスティッシュも、この《イペルテクスト性》の、あるいは《第二次の文学》―読むことによって書かれる文学―のもっとも明白かつマイナーなあらわれ以上のものではなく、文学の―そして文学を少しばかり越えた―分野におけるこの《第二次の文学》の地位と影響の重要性は通例、遺憾なことに、無視されている。
本書で試みられているのは、まさにこうした領域の探究にほかならない。”(カバー裏紹介文)

目次:
第一章 五つのタイプの超テクスト性と、その一つとしてのイペルテクスト性
第二章 いくつかの前置き
第三章 アリストテレースにおける《パローイディアー》
第四章 パロディの誕生?
第五章 文彩としてのパロディ
第六章 一般的公準(ウルガータ)の作成
第七章 イペルテクスト的実践の総合的一覧表
第八章 ウリポの遊戯
第十章 『言い換えれば』
第十一章 『毎秒六百八十一万リットルの水』

第十二章 ピュルレスクな戯作
第十三章 現代の戯作

第十四章 文彩としての模倣
第十五章 テクストの直接的模倣は不可能であること
第十六章 ミモテクストにおける困難な体制の区別
第十七章 風刺
第十八章 パスティシュ
第十九章 プルーストによるフローベール
第二十章 パスティシュの変奏-
第二十一章 自己パスティシュ
第二十二章 虚構のパスティシュ
第二十三章 英雄滑稽詩
第二十四章 混合的パロディ
第二十五章 反小説
第二十六章 『ボギー、俺も男だ』

第二十七章 『魂の狩り』
第二十八章 継ぎ足し
第二十九章 マリヤンヌの結末、ジャコブの結末
第三十章  『ラミエル完結篇』
第三十一章 連作的な継ぎ足し
第三十二章 『アイネーイス』、『テレマックの冒険』
第三十三章 「アンドロマケー、私はあなたを思う」
第三十四章 不忠実な継ぎ足し
第三十五章 破壊的な継ぎ足し
第三十六章 『不在の騎士』
第三十七章 補遺
第三十八章 続き、エピローグ、『ワイマールのロッテ』
第三十九章 ジャンルの再活性化

第四十章 転移
第四十一章 翻訳
第四十二章 韻文化
第四十三章 散文化
第四十四章 韻律変換
第四十五章 文体変換
第四十六章 量的変形
第四十七章 切除
第四十八章 簡潔化
第四十九章 凝縮
第五十章 ダイジェスト
第五十一章 プルーストからシェイクヴィッチ夫人へ
第五十二章 ボルヘスにおける擬似要約
第五十三章 拡張
第五十四章 膨張
第五十五章 増幅
第五十六章 曖昧な実践
第五十七章 相互様式的な様式変換
第五十八章 ラフォルグの『ハムレット』!
第五十九章 様式内の様式変換
第六十章 『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』
第六十一章 物語世界的転移―まずは性から
第六十二章 近接化
第六十三章 語用論的変形
第六十四章 『ドン・キホーテ』の作者ウナムーノ
第六十五章 動機化
第六十六章 脱動機化
第六十七章 動機変換
第六十八章 ヘレネール礼讃
第六十九章 二次的価値化
第七十章 一次的価値化
第七十一章 脱価値化
第七十二章 『マクベト』
第七十三章 『テレマックの冒険』の作者アラゴン
第七十四章 『オデュッセイアの誕生』
第七十五章 価値変換
第七十六章 『ペンテシレイア』
第七十七章 新しい補遺
第七十八章 形容しえないイペルテクスト
第七十九章 イペル美学実践
第八十章 終わり

原注
訳注
索引
追記

訳者あとがき

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