2012年 14.4×22.1 P246
2012年 14.4×22.1 P246
目次:
【物語の根源】
神話論理としての(藤井貞和)
百物語怪談集としての『遠野物語』(東雅夫)
寒戸の婆と赤猪子 忘れられた老女の願い(古川のり子)
【衝撃の行方】
最初期の柳田を讃える(川田順造)
「遠野物語』東洋と西洋の最高の結合(ロナルト・A・モース)
見守り続ける厳しい書(日和聡子)
メディア・怪談・超越論(斎藤環)
【日本近代】
オオカミはいかに論じられたか 柳田国男の思考回路(三浦祐之)
祝祭論 柳田国男と折口信夫の「学」(安藤礼二)
常の民家の際にて(中谷礼仁)
【新展開への視座】
『会津物語』は可能か(赤坂憲雄)
柳田國男とグローカル研究 『遠野物語』と『昔話覚書』(石井正己)
私はなぜ『遠野物語』を翻訳したか(ロナルド・A・モース)
【討議】国際化の中の柳田國男 『遠野物語』以前/以後(石井正己、R・A・モース、田中宣一、上杉富之、高木昌史)
【国家の狭間】
“平地人を戦慄せしめよ” 柳田國男の「野蛮の思考」(川村湊)
「ジュネヴの冬は寂しかった。」 柳田國男と国際連盟(木幡洋一)
一国民俗学、比較民俗学、そして世界民俗学へ 柳田國男の見果てぬ夢(上杉富之)
【関係性】
遠野物語と宮沢賢治は可能か(天沢退二郎)
柳田國男とグリム学 遠野物語の位置(高木昌史)
【民俗学の誕生】
伝承の「発見」(田中宣一)
二つのモノの狭間で 柳田民俗学がめざしたもの(松崎憲三)
【少年、女】
極大と極小 国男少年の世界(池内紀)
万華鏡世界の真ん中 「女」の物語として(川野里子)
遠野のこと(大島洋)
【口絵ドキュメント】遠野 1970-1980年代(大島洋)
柳田國男略年譜