1996年 四六判 ソフトカバー P254 カバー僅スレ、背僅ヤケ
1996年 四六判 ソフトカバー P254 カバー僅スレ、背僅ヤケ
擁書楼、耽奇会などにみられる交流から、やがて『群書類従』など書物や知識の分類へと繋がってゆく、江戸の知識人たちの歩みをたどる。
“膨大な書物を蓄えた文人たち……
小山田与清、屋代弘賢、狩谷棭斎、塙保己一。
なみはずれた収集量、頻繁な照会、数奇の会での交流。
全国に広がっていく「知」のネットワーク。
江戸にはどのような文献宇宙が存在していたのか?
残された目録や解題、索引をてがかりに、蔵書家たちの世界をさかのぼる。”(カバー紹介文)
目次:
はじめに
第一章 蔵書家の登場
1 擁書楼
2 文人たちの群像
第二章 書物の森へわけいる
1 日本の書物の集大成
2 分類と目録の長い道
3 解題の意味論
4 群書捜索への遺志
第三章 知のかたち、知の地平
1 全国規模へ
2 会合隆盛
3 図書館の萌芽
第四章 引き継がれた書誌
1 西洋の流入
2 営為を継ぐもの
注
あとがき
索引