2003年 文庫判 P318 カバー上端僅イタミ
2003年 文庫判 P318 カバー上端僅イタミ
“過酷な迫害と死の体験者、ディオニュソス。
理智・端正・青春と明るい光のイメージのアポロンに対し、反理性・激情・狂乱と人間の内奥深く闇の中に棲む神、ディオニュソスとは一体どんな神なのか。
雪の北ギリシアから青いエーゲ海の島々へ。謎深き神との内なる対話を交わしつつ、情念の根源から女性の心を解放した神の本質を探るギリシア神話紀行。”(カバー裏紹介文)
目次:
学術文庫版まえがき
酒 ―人の苦悩を癒すもの
秘儀 ―熱狂と解放
ディオニュソスとアポロン ―オルフェウスをめぐる二つの顔
結婚 ―両性具有者の愛
迫害 ―相容れざるものの風土
演劇 ―仮面とディーテュランボス
あとがき