1982年 四六判 ソフトカバー P193 ビニールカバー波打ち、端破れ 本体表紙背から端にかけて少ヤケ 天時代シミ
1982年 四六判 ソフトカバー P193 ビニールカバー波打ち、端破れ 本体表紙背から端にかけて少ヤケ 天時代シミ
“エリュアールと並ぶ正確な声、言葉を蘇らせる不思議な魔法で、神話と寓話、魂の迷宮の世界へ誘導する。
あらゆる魂の中でも最も小細工のない魂の迷宮の中へ、細工を尽してわれわれを参入させてくれるシュペルヴィエルの一巻選集。”(帯文)
目次:
【詩人論】
ジュール・シュペルヴィエル(クロード・ロワ)
{1 まえおき/2 暗礁/3 詩人の声/4 無二の心臓/5 経験のポエジー/6 死は一度だけとは限らない/7 リルケからジュール・シュペルヴィエル/8 リルケの絶筆となった手紙/9 誰も僕を思ってくれなければ僕の存在は終る/10 事物がわれわれに語りかける/11 大いなる類似の諸相/12 オーヴァーラップ/13 広い場所/14 ディテールの活用/15 神話/16 スペイン/17 気取り屋《プレシュー》・シュペルヴィエル/18 過ぎて行く雲の教え/19 詩の時計屋/20 孤独とアンガジュマン/21 結びにかえて}
【散文】
不動の時間
初めてのこと
【詩選】
悲しきユーモア
{〔おまえは共感過多症で……〕/〔詩人には……〕}
桟橋
{森の牝牛}
万有引力
{予言/動作/乗組員/モンテヴィデオ/息吹き/心臓/供物/波に浮かぶ村}
無実の囚人
{太陽/〔振り向いてはいけない……〕/〔聞きなさい、遠くからでも……〕/〔僕は一本のポプラを選ぶ〕/オロロン・サント=マリー/なかぞら/むずかしい旅/〔日の光が そっと……〕}
未知の友だち
{未知の友だち/よそ者/地球への郷愁/〔僕は思い出す……〕/追憶/詩人/〔僕の心臓が……〕/とりかこまれた住居/魚/〔そう語ったのは誰か……〕/席を譲る/〔僕がこの世界を……〕}
世界の寓話
{神が人間を考える/雨滴(神が語る)/おお 神よ ひどくやつれて/肉体/〔僕の中にある夜……〕/〔暗いのや読んだのや……〕/〔その詩句の中で……〕/厳重監視/貝殻と耳}
一九三九―一九四五
一九四〇年/夜……/小さな森/重い/この僅かな……/犬
夜に捧ぐ
{いのちの残り}
忘れがちの記憶
{〔忘却の蒼白い太陽……/わが婦人}
【書誌】
シュペルヴィエル著作年表
訳者あとがき