1991年重版 B5判 各巻函カバー天ヤケ、時代シミ、底部汚れ 本体元パラ・月報付 各巻の状態等、詳細は商品説明欄をご覧ください。
1991年重版 B5判 各巻函カバー天ヤケ、時代シミ、底部汚れ 本体元パラ・月報付
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【第一巻 詩集】1991年3版 P609 函カバー端僅破れ、端僅縛り跡
目次:
轉身の頌/黒衣聖母/黄眠帖/咒文/拾遺篇
初出及び校異/詩作品一覧/解題/詳細目次
月報:
轉身の頌とふたたびめぐりあって(金子光晴)/日夏、辰野両先生回想(小堀杏奴)/椿山荘の夜(中野重治)/日夏さんのこと(吉田健一)/長谷川潔畫伯の裝畫(齋藤磯雄)/雅號について(井村君江)/題簽(樂水子雲)
【第二巻 譯詩・翻譯】1991年2版 P644
目次:
英國神秘鈔/海表集/ポオ詩集/ワイルド全詩/唐山感情集/零葉集/譯詩拾遺篇
サロメ/アラビアンナイト 魔法の馬/翻譯拾遺篇/「大鴉」初出及び決定譯/譯詩集前記・後記
譯詩作品一覧/譯詩集収録作品一覧/解題/詳細目次
月報:
一つの見方(飯島耕一)/『鴎外文學』以後(大岡信)/官能的な言葉(金井美恵子)/『唐山感情集』の刺戟(清岡卓行)/日夏先生の思い出(原卓也)/詩碑・句碑その他(井村君江)
【第三巻 明治大正詩史】1991年2版 P1036 函カバー底部キズ
目次:
序/増訂新刻本敍/凡例/緒論
第一編 草創時代 {第一章 長詩型の變遷/第二章 草創前期/第三章 草創後期}
第二編 浪曼運動 {第一章 浪曼前期/第二章 浪曼後期}
第三編 象徴詩潮 {第一章 頽唐初期體/第二章 享樂頽唐詩體}
第四編 大正混沌詩壇 {第一章 過渡的衰廃/第二章 群小詩壇}
第五編 大正攝政時代 {第一章 民族性の諸反省/第二章 大正初中期の殘影/第三章 攝政時代詩の展開}
外編 明治大正舊詩型の展開と新詩との聯關 {第一章 漢詩の存在意義/第二章 短歌と新詩との交會點/第三章 俳句形式の近代的焦燥}
月報:
前世と幽界(河野多恵子)/「近代茶寮歌」の頃(城左門)/黄眠洞中の鬱屈(寺田透)/黄眠道人頌―その靈智と堅忍の営為に(鷲巣繁男)/校訂餘録(矢野峰人)
【第四巻 日本文學】1991年2版 P487 函カバー底部破れ
目次:
古典文學 {萬葉の美學/能の懸詞冠辞縁語としぐさと聯關に就て}
近世文學 {松岡青蘿の象徴句風/徳川恠異談の系譜/怪談牡丹燈の源流/上田秋成の煎茶/メロドラマの藝術性に就て}
明治浪曼文學史 {浪曼文學の序説/詩―浪曼派初期/詩―浪曼派中期/詩―浪曼派後期/歌―明星派運動/散文形式の浪曼主義/明治浪曼派の結末}
明治文學襍考 {明治煽情文藝概論/家庭文學の變遷及價値/三代の象徴詩風}
日本藝術學の話 {日本藝術學の話}
収録作品一覧
解題
月報:
書簡一通のこと(伊藤信吉)/『轉身の頌』雑談(尾崎一雄)/したたかな鑑賞家(佐伯彰一)/日夏耿之介と禅(高橋新吉)/稀有の詩人批評家(中村真一郎)/日夏耿之介と佛文學(窪田般彌)
【第五巻 作家論】1991年3版 P487 函カバー端破れ
目次:
森鴎外 {鴎外その日本的造立/鴎外の日本的思想型態/永遠の雅文小説/煩悩の嚴色/様式及び表現美/翻譯文學の獅子座/鴎外の詩/鴎外創作力の発展と終局/師承の系譜}
夏目漱石 {漱石の小説/カラマアゾフ兄弟と漱石}
泉鏡花 {名人鏡花藝/『高野聖』の比較文學的考察}
幸田露伴 {露伴文學襍説/露伴の学問/露伴の名人もの/三人浦島}
島崎藤村 {告白文學としての『新生』/「舊主人」に就て}
高山樗牛 {詩評家としての高山樗牛}
樋口一葉 {一葉の日誌の文學}
與謝野晶子 {『みだれ髪』の空想的感覚}
上田敏 {上田敏の譯詩に就て/海潮音以後の上田敏氏}
芥川龍之介 {芥川王朝文學の出生/芥川の遺書文學について/芥川の遺書文學について}
堀口大學 {堀口大學の藝術}
齋藤茂吉 {齋藤茂吉君の歌}
永井荷風 {永井荷風の藝術/永井荷風とその時代/荷風の私窩子文學/永井荷風の思想的立場を論ず/好色の在り方}
谷崎潤一郎 {谷崎文學の民族的性格/荷風の影響と谷崎文學の出発と/『春琴抄』とその対蹠文學と/『細雪』上巻細評/『細雪』中巻細評/『細雪』下巻細評}
収録作品一覧
解題
【第六巻 美の司祭】1991年2版 P515 函カバー底部角少破れ
目次:
敍/凡例/諸説
第一章 浪曼的懈怠の心理/第二章 自然詩の客観性の問題/第三章 古陶詩の輓近性/第四章 神話詩の現實的迫力/第五章 英吉利鬱悒詩情の究竟頂/第六章 夜鶯に因る快苦感の誕生/第七章 オウド展開史上キイツィヤン・オウドの位相/結語/ジョン・キイツ年譜
解題/索引
月報:
『美の司祭』(尾島庄太郎)/日夏耿之介と比照的方法(佐藤輝夫)/鎌倉の詩(富士川英郎)/阿佐ヶ谷の黄眠草堂(星野慎一)/英文學者としての日夏先生(本田安次)/講義ノートについて(井村君江)
【第七巻 外國文學】1991年3版 P483 函カバー破れ 月報端折れ跡
目次:
文學思潮・詩論 {英吉利浪曼文學概見/デ・マアルの浪曼語義沿革考/英吉利浪曼主義文献小志/英吉利象徴文學概説/ゴシシズム及びゴシック・ロマンス解/近英デカダンスの小衆文學/詩歌の形態學}
作家・作品論 {『疾める薔薇』に就て/『マンフレッド』に於ける『ファウスト』/『西風賦』の詩想技巧及位相/『閃光』に於ける輪廻思想に就て/『天上蝋狗』の研究/偶成と推敲とその錯綜詩/信天翁と大鴉と鳩/イエイツ傳覚書/ラフカディオ・ヘルンの沙翁論/ポオ論/アラン・ポオ小傳/ポオ傳覚書/ポオの青春時代/大鴉縁起攷/大鴉攷餘説/洛陽之酒徒ポオ}
外國文學と日本文學 {三代文學欧化の跡/沙翁國譯二題/本邦に於けるバイロン熱/本邦に於けるロゼッティ/明治文學に於ける伊太利亜/明治文學に於けるゲエテ/ヴヰクトオリヤ文献輸入閑話/紀季文學輸入閑話}
神秘文學論 {全神秘思想の鳥瞰景/フランシス・グリーアスン/近代神秘詩と詩人エイ・イーの位相/恢異考/楚囚文學考}
収録作品一覧/解題
月報:
一代の鴻儒(佐藤正彰)/魔道の學匠(澁澤龍彦)/日夏耿之介の英文學研究の系譜について(島田謹二)/日夏英文學閑記(鈴木幸夫)/外國文學と黄眠先生(中村眞一)/日夏耿之介著作の装幀考(關川左木夫)
【第八巻 随筆・創作】1991年2版 P643 本体元パラ端少イタミ
目次:
随筆 {落日を漁る少年/私の中學時代/火戲記/私の受けてきた教育/亡父を祭る文/母を偲ぶの記/飯田之記/飯田かたぎ/仲之町随筆/ほととぎすを聴くの記/白山御殿町/養神亭の浴室/湯ヶ島記/岐蘇の旅/病窓雑誌/鵠沼之記/印矩巷談/水鶏の宿/馬琴の手紙/美しき書籍の話/限定本のおもひ出/稀本ばなし/春・季感・女詩人/秋の抒情詩/俳話詩語/紅葉が句の「拵へ」/漱石餘裕俳諧/荷風俳諧の粹/黄眠草堂随録/月世界の男/秋香記/文房之記/新拾古玩記/二蓬/羅山/蘭菊/學問的寄興/學問戀愛モラルその他/鴎外先生の墓に詣づるの記/俊髦亡ぶ/我鬼窟主人の死/吉江喬松博士と自分/吉江先生の臨終/怒る徳富蘆花/當流の艶隠者/センスのある人/與謝野晶子さんが逝かれた/杢太郎情調/詩集「沙金」/『愛の詩集』/三人の少年詩人/爐邊子の墓に詣るの記/假面に集つた人々/回想の象徴詩派/長谷川潔/鐡齊學人/菱田春草に就て}
日録 {病間日記/さ月日記/朱夏日記/香母亭日記/山荘記/山荘日記/聴雪廬日記/聴雪廬日記鈔/栗里亭記/お城下日記/秋霖日記/林を出づるの記/凝花村舎記/雪後庵援筆/文永寺/ふづき風流/市民日記/読書日記/榴花深慮日録/對話/神経文學遊談/詩榻茶談}
小品 {源氏傳授/古神像/魔界頽るるの記/呉竹さう紙/戯曲/美の遍路}
小説 {竹枝町巷談}
短歌 {病艸子/文人畫風}
俳句・俳文 {婆羅門俳諧/我句獨註/俳諧自我註}
収録作品一覧/解題
日夏耿之介著作目録/日夏耿之介年譜
月報:
私にとっての日夏耿之介先生(新庄嘉章)/文字の魔(多田智満子)/わが日夏耿之介(丸谷才一)/はじめてお目にかゝつた日のことなど(安田保雄)/日夏先生のこと(山室静)/黄眠翁の風雅(松下英麿)