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死の迷宮 フィリップ・K・ディック 訳:飯田隆昭 サンリオSF文庫

600円(税込)

1979年初版 文庫判 P312 カバー少ヤケ、上下端僅イタミ 小口からページ端にかけてヤケ ページ端僅濡れシミ

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商品の説明


1979年初版 文庫判 P312 カバー少ヤケ、上下端僅イタミ 小口からページ端にかけてヤケ ページ端僅濡れシミ

“14人の男女―コンピューター技師、神学者、娼婦、海洋生物学者、医師など―が転任願いがかなえられて植民地惑星デルマクーOに到着した。だが通信器が故障し―故意に破壊された疑いがある―そこでの任務を知るすべがない。また小型宇宙艇に乗ってきたため戻ることもできない。一方、ここには彼らを監視する人工昆虫が放たれ、テンチと呼ばれる未来を予言し、様々な複製品を産みだす静物が棲息し、巨大な動く建物が現われる。そのうち一人が何者かに殺され、相互不信と偏見によって反目が生じるうちに次々と犠牲者が出る。宇宙の聖典ともいうべき『ザ・ブック』に登場する三つの善良な神と一つの邪悪の神の謀略か? 地球の総統トリートメントから派遣された殺人者が彼らの間に隠れているのか? それとも……そして遂には奇怪さを深める死の迷宮からの出口が発見できぬまま、残された人びとは自分が誰なのかさえ疑わしくなってくるのだった。”(カバー裏紹介文)

目次:
作者のまえがき

1 ベン・トールチーフは富籤に当たり、ペットの兎をうる
2 セス・モーリーはおのれが信じるすべての象徴物を家主が修理していたのを発見する
3 友人のグループが集まり、そしてスー・スマートは自分の能力を取りもどす
4 メアリー・モーリーは予知せざる結果のため孕んでいることに気づく
5 混沌としたバブル博士の財政はあまりにも博士に重荷になっている
6 イグナッツ・サッグは初めて、手に負えない力と立ち向かう
7 たくさん投資したうちからセス・モーリーは―小銭で数えられるほどの―期待はずれの利益しかあがらないのに気づく
8 グレン・ベルスノアは両親の警告を無視し、大胆にも海の冒険に乗り出していく
9 われわれは知る、トニー・ダンケルウェルトが人類のもっとも古い問題のひとつに苦しんでいることを
10 ウェード・フレイザーはおのれが信じきっていた忠告をしてくれた人びとが刃向かってきたのを知る
11 ベン・トールチーフの手に入れた兎が疥癬を発生させる
12 オールドミスの叔母がロバータ・ロッキンガムを訪れる
13 見知らぬ汽車の駅でベティー・ジョー・バームは荷物を失う
14 ネッド・ラッセルは無一文となる
15 みじめな心をかみしめながらトニー・ダンケルウェルトは学校を去り、生まれ故郷の町へ帰る
16 医師がマギー・ウォルシュのX線写真を検べてのち、彼女は不治の病にかかっていると知る

訳者あとがき

その他の詳細情報

販売価格 600円(税込)