平成15年 A5変型判(ページ部分13.3×21.0) 帯背ヤケ カバー端僅イタミ 裏遊び紙剥がし跡
平成15年 A5変型判(ページ部分13.3×21.0) 帯背ヤケ カバー端僅イタミ 裏遊び紙剥がし跡
“幽冥界・神仙道研究の始祖である江戸の大学者、平田篤胤が研究人生の最後に挑んだ『稲生物怪録』。一ヶ月間、稲生平太郎のもとにきわめて奇妙な妖怪たちが毎日現われたという実話に基づく妖怪奇譚である。本書では平田篤胤が辿ったすべての研究プロセスを、博物学者・荒俣宏が膨大な資料と知識を駆使して探り、『稲生物怪録』の新しい魅力に迫る。”(カバー袖紹介文)
『稲生平太郎物語』『稲生妖怪実記』『稲生物怪録(上木用)』という絵本3種のカラーおよびモノクロ図版や、『稲生物怪録(柏正甫本)』『武太夫物語』『三次資料』といった諸本の全文を掲載し、荒俣宏・吉田麻子による若干の解説を付す。
目次:
口絵『稲生平太郎物語』
口絵『稲生妖怪実記』
口絵『稲生物怪録』上木用
『稲生物怪録』と平田篤胤の幽冥界研究(荒俣宏)
稲生物怪録
一 『稲生物怪録』柏正甫本
二 『稲生平太郎物語』
三 『武太夫物語』
四 『稲生物怪録』平田校本
五 『三次資料』
六 『三次実録物語』
七 『稲生物怪録』上木用
『稲生物怪録』の諸本と平田篤胤『稲生物怪録』の成立(吉田麻子)