1980年2刷 四六判 P278 カバーヤケ、クスミ、端少イタミ 小口からページ端にかけてヤケ大 天少汚れ

1980年2刷 四六判 P278 カバーヤケ、クスミ、端少イタミ 小口からページ端にかけてヤケ大 天少汚れ
“有史以前から日本列島にすみつき、嫌悪と畏怖、利用、愛玩の対象とされてきたニホンザルと日本人との複雑なかかわりあいの歴史を、民話・童謡、美術・工芸、芸能、信仰等の中にさぐる”(宣伝文)
目次:
はじめに
I 先住の動物ニホンザル
ニホンザルと日本人 {日本人とのかかわり方/ニホンザルへの関心/古骨も語る/土偶のいざない/文化史の側面から/モンキーロア(サル民譚)}
II 狩猟が示すサル観
狩猟と動物観 {サルの狩猟/猟師の語り/サルの皮/気象とサル/山と里をつなぐ}
III 民俗に現れるサル
薬用と肉食の心理 {薬としてのサル/サルを食う}
道具の世界 {申諸/酒造とサル/“サル”という石}
建築装飾とサル {サルと建物/猿戸/看板}
金工のサル {刀剣装飾のサル/刀とサル}
船とサル {“モンキー”連想/船祭りのサル}
IV 美術工芸と諸芸能のサル
猿廻しの文化史 {アニマル・ショー/サル芸起源/猿舞いの宗教性/賤業の悲しみ/江戸時代と猿牽/猿廻しの心}
ニホンザルと文化財 {美術館のサル/狙仙のサル/博物館とサル/文書にみられるサル/絵馬の世界/くくりザル}
ニホンザルのモチーフの現われ {幕とサル/陶器のサル/人形のサル/サルの根付/サルの面/壁に舞う}
V 暮らしの中のサル
伝承は生きつづける {サルとの出会い/現代のサル退治/生きている伝承/民謡・民踊のサル/「まっかいけ」を追って/韓国とサル/猿田彦の来る道/塔とサル/猿猴の民俗学}
主要参考文献