2007年 A5判 P284
2007年 A5判 P284
目次:
【特集 差別と民俗】
特集にあたって
差別と人権の民俗学―部落問題をめぐる議論を中心に―(政岡伸洋)
民俗学は差別をとらえうるか(乾武俊)
被差別部落の民俗と民俗調査(宮本袈裟雄)
歓待と忌避あるいは文化と社会における互酬性―儀礼的身分と社会的身分への素描―(門馬幸夫)
ジェンダーの歴史と「沈黙」(井桁碧)
被差別の伝承から経験的語りへ―被差別部落のライフストーリー研究から―(桜井厚)
遺跡の中にあらわれた社会的格差(山本義孝)
博物館展示と差別問題(村上紀夫)
民俗学と差別―柳田民俗学の形成および「常民」概念をめぐって―(岩田重則)
【研究ノート】
「個人」を育む民俗学―山口麻太郎における「政治教育」の実践とその意義をめぐって―(室井康成)
ライフヒストリーを用いた漁撈民俗研究の一試論―高知県中土佐町久礼の漁業者を例にとって―(増崎勝敏)
【フォーラム】
民俗学に「数字」は有害か?(今里悟之)
日本民俗学会第58回年会シンポジウム講演録
書誌紹介
学会記事