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澁澤龍彦 日本作家論集成 上下2冊揃 河出文庫

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2009年初版 文庫判 P407、428 上巻扉ページ僅折れ跡

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商品の説明

2009年初版 文庫判 P407、428 上巻扉ページ僅折れ跡

【上巻】
南方熊楠、泉鏡花から始まって、稲垣足穂、小栗虫太郎、埴谷雄高など、一九一〇年代生まれまでの日本の作家についてのエッセイをすべて収録した〈上巻〉。
とくに泉鏡花や江戸川乱歩、石川淳、そして交遊の深かった稲垣足穂を書いた批評に表れた独伊の眼は鋭い。
文庫オリジナル集成。”(カバー裏紹介文)

目次:
南方熊楠 {悦ばしき知恵 あるいは南方熊楠について/南方学の秘密}
泉鏡花 {化けもの好きの弁 泉鏡花『夜叉ヶ池』公演に寄せて/城 III/天上界の作家/『夜叉ヶ池・天守物語』解説}
高浜虚子 {物の世界にあそぶ}
谷崎潤一郎 {地震と病気 谷崎文学の本質/谷崎潤一郎とマゾヒズム}
夢野久作 {夢野久作の不思議}
岡本かの子 {岡本かの子 あるいは女のナルシシズム}
日夏耿之介{ 錬金の幻夢にこがれ……/魔道の学匠}
堀口大學 {堀口大學の翻訳}
江戸川乱歩 {乱歩文学の本質 玩具愛好とユートピア/江戸川乱歩『パノラマ島奇談』解説}
橘外男 {橘外男『青白き裸女群像・他』解説}
林逹夫 エピキュリアン・リヴレスク/たのしい知識の秘密(林逹夫追悼)}
呉茂一 {呉茂一さんの翻訳について}
石川淳 {評伝的解説/石川淳と坂口安吾 あるいは道化の宿命について/『至福千年』解説/現代の随想『石川淳集』解説}
稲垣足穂 {足穂頌/タルホ星頌/足穂アラベスク/星の王さま、タルホ/稲垣足穂さんを悼む/回想の足穂/タルホの世界 三島由紀夫との対談(’70・6)}
小栗虫太郎 {推理小説とオカルティズム 小栗虫太郎を中心に/小栗虫太郎『黒死館殺人事件』解説/「小栗虫太郎・木々高太郎集』解説/絢爛たる知的遊戯への招待 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』}
川崎長太郎 {超低空を飛ぶひと}
久生十蘭 {『久生十蘭全集』第二巻の解説/スタイリスト・十蘭/アイオロスの竪琴・ 省察と追憶}
今日出海 {今さんの思い出}
瀧口修造 {卵形の夢 瀧口修造私論/美しい笑顔 瀧口修造さんを悼む}
大坪砂男 {『大坪砂男全集』第一巻 解説}
堀辰雄 {堀辰雄とコクトー/海彼の本をめでにけるかも}
大岡昇平 {大岡昇平さんのこと}
花田清輝 {『花田清輝著作集』に寄せて/花田清輝頌}
埴谷雄高 {あの頃の埴谷さん/難解ではない『死霊』について/金魚鉢のなかの金魚 埴谷雄高について/埴谷雄高のデモノロギー 銅版画の雰囲気}
中村光夫 証人席の中村さん

【下巻】
“齋藤磯雄、中井英夫から始まって、吉行淳之介、そして多大な影響を受けた三島由紀夫のほか、野坂昭如、大江健三郎など、現代作家に至るエッセイをすべて収録した〈下巻〉
とくに三島由紀夫論は二〇作にのぼり、まとめて読むことができる初めての機会。既刊『澁澤龍彦 書評集成と合わせて、日本文芸批評および現代批評を網羅する文庫オリジナル集成。”(カバー裏紹介文)

目次:
齋藤磯雄 {思想の良導体 齋藤磯雄氏の翻訳について/お目にかかっていればよかったの記}
鷲巣繁男 {形而上学のカテドラルのために……/鷲巣繁男追悼}
吉岡実 {吉岡実の断章/天ぷら}
中井英夫 {ロマネスクの香気/中井英夫『幻想博物館』解説/中井さんのこと}
吉行淳之介 {『砂の上の植物群』に描かれた性について 吉行淳之介論/終戦後三年目……/「ああモッタイない」
三島由紀夫 悪徳革命論 『現代不作法読本』および『不道徳教育講座』をめぐって/『鏡子の家』 あるいは一つの中世―三島由紀夫についての対話/スキャンダル、芸術家たち/輪廻と転生のロマン 『春の雪』および『奔馬』について/三島由紀夫『音楽』解説/サドと三島文学/セバスティアン・コンプレックスについて 三島戯曲の底にあるもの/三島由紀夫氏を悼む/絶対を垣間見んとして……/サロメの時代/三島由紀夫とデカダンス 個人的な思い出を中心に/琥珀の虫/三島由紀夫覚書/三島由紀夫の手紙/日記から ディスコ/ユルスナール『三島あるいは空虚のヴィジョン』解説/ユルスナール『三島あるいは空虚のヴィジョン』あとがき/三島由紀夫をめぐる断章/三島由紀夫宛/三島由紀夫 ―世紀末デカダンスの文学 出口裕弘(’86・6)}
椿實 {神話的な名前}
加藤郁乎 {言葉の殺戮者 加藤郁乎論/郁乎との神話的な交遊}
栗田勇 {栗田勇のデーモン}
多田智満子 {多田智満子さんの詩}
野坂昭如 {野坂昭如『エロ事師たち』解説/エロチスム・死・逆ユートピア 野坂昭如(’71・1)/芸人根性で権力を愚弄しちゃえ 野坂昭如(’71・5)}
大庭みな子 {“劇作家”大庭みな子}
吉原幸子 {吉原さんについて}
種村季弘 {種村季弘について}
大江健三郎 {サディストの文学 大江健三郎をめぐる評価の混乱}
富士川義之 {ストイックな審美家}

解説 現代批評の主流はどこにあるか―小林秀雄から澁澤龍彦へ(三浦雅士)

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