1986年 ページ部分13.7×21.0 P307 カバーヤケ大、端イタミ 天・小口汚れ ページ下角折れ跡
1986年 ページ部分13.7×21.0 P307 カバーヤケ大、端イタミ 天・小口汚れ ページ下角折れ跡
広義のスピリチュアリズム、オカルティズムをめぐる対談集。
目次:
第一部 ソフィアの精神 高橋巌著「岡田茂吉における宗教と芸術」をめぐって
思想と思想の創造的な出会い/霊主体従的教団組織・運動論の現前/質的体験と芸術的体験を結ぶもの/浄霊とソフィアの精神/啓蒙主義からロマン主義へ/幕末維新期以降の宗教における高橋先生の本の位置/想像的シンクレティズムの問題/日本における浪漫主義の展開と霊学/近代の問題はすべて、すでに北村透谷が背負っていた/民衆宗教と霊学・霊術と民俗学/近代の霊性の歩み/宮沢賢治と「国柱会」/ぼくらの“日本”をみつめてゆく
第二部 縄文人間トポグラフィー “はぐれ”の法脈と霊統
日本の精神史を地誌として/縄文人の精神誌―海と山/非行少年の故郷/出口ナオは縄文人?/霊学・霊術の流れ/古神道と国家神道/鎮魂帰神、神がかり、霊術/縄文のノイズがいっぱいの力/宗教の原点、畏怖と崇め/縄文や弥生に引き返せない、とんでもない地平/地球星はいま―/宇宙の体験/翁と童/異端道/荒ぶる子供/母の愛/須佐之男命の化身/恋/熊野に流れる縄文的霊性/はぐれ/宮沢賢治/法脈/近代化/理事無礙/双結法―密教的思考と錬金術的作業/空海と最澄/『秘蔵宝鑰』/空海の言霊/空海の念パワー/禁欲と霊力の関係/修験者の山と海のイメージ/小さき者、貧しき者へ―
第三部 魂のネットワーキング 「時のしるし」を読む
大本の第二次弾圧がおこなわれた一九三五年前後と現在/一九八六年、一九一〇年、一八三四年―ハレー彗星の接近/左右脳、西洋と東洋の逆転現象/宗教変容の第五ステージ/サード・ワールド・コンシャスネス―強制された無気力、自己軽視から怒り、尊厳を/宗教―死を準備するものとしての/神論・霊告をどう聞くか、『時のしるし』をどう読むか/神と悪魔、ブッダとマーラー/社会的霊性の確立の問題/死をパートナーに軽やかなダンスを/『はてしない物語』と『風の谷のナウシカ』
神秘学年
西洋古代・中世・ルネサンスの神秘主義の系譜
19世紀フランス・オカルト復興期人脈表
神智学運動史と人智学の諸活動
霊学および言霊学の系譜
あとがき
パンの耳(松澤正博)
不二の声(鎌田東二)