1985年1刷 文庫判 P191+あとがき カバースレ、背ヤケ大 巻頭数ページ角薄く折れ跡
1985年1刷 文庫判 P191+あとがき カバースレ、背ヤケ大 巻頭数ページ角薄く折れ跡
1980年にタモリと松岡正剛の間でおこなわれた対談の記録。同年、工作舎より『愛の傾向と対策』というタイトルで刊行されたものを改題、文庫化。
目次:
第1談 反乱するコトバの哄笑
{ブルトンはスウィングしない“思想の猫背”だ/コトバは口から飛び散る糞である/コトバに対する復讐戦をやるんダ/トイレが短いヤツにクリエイチヴィティは期待できない/指が曲がるオカシサを発見する動詞的八〇年代}
第2談 芸と冗談の哲理
{バイブレーションだけがコトバだった/風景が笑ったら、バカウケもん!/ギャクとかオチとかはもう古い、死にものぐるいの笑いもある/場の気配をつかむ名人芸/タモリの祖先はシャーマンか?/モノマネの原型と子音の発生仮説/寿司将棋と紙相撲の白熱実況戦/「出足快調」「五円安」のおそるべき表現力}
第3談 ケセマタ実践指南
{国際スター、タモル・タモーリ氏の文明的課題/天皇陛下に電話をかけたら/葬儀で遺体に見つめられたゲンシュクなるおかしさ/真夜中の孤独な笑いとテレビ芸の妙/からだつきやしゃべり方が思想を決定する/畳みかけるコトバの力/「いやあ、参った参った」の芸能論}
第4談 愛の放射圏
{スワヒリ音楽使節のハチャメチャ・レッスン/シティ・ジョーク、乱れ撃ち/ルイ・マルも愕然ワン笑ット/孔の向こうにアンドロメダ星雲がみえる/タルホとタモリとセイゴオの愛の原理}
エピローグ