2010年 新書判 P235 帯およびカバー僅スレ
2010年 新書判 P235 帯およびカバー僅スレ
“遺されたオブジェと文章から澁澤龍彦の真髄が見えてくる!”(帯文)
“フランス文学者、作家、エッセイストとして、文化のさまざまな局面に力強いくさびを打ち込み、圧倒的な支持を受けた澁澤龍彦は、没後もなお光彩を放ち、人びとを惹きつけてやまない。そして自ら「ドラコニア」と名づけた「龍彦の領土」には、澁澤龍彦の少年のような無垢な心を感じさせるオブジェが、今も息づいている。本書は、それらのオブジェを、写真家・沢渡朔があるがままにとらえた写真と、澁澤龍彦自身の文章で構成した、ドラコニア・ワールドのオブジェ編であり、サド、エロチシズムと並ぶ澁澤龍彦の主要なテーマ「オブジェ」を具体的に浮かび上がらせたものである。”(カバー袖紹介文)
石、貝、標本、道具、人形など、さまざまなオブジェにまつわる澁澤の文章を、彼のコレクションの写真とともに収める。
目次:
ドラコニア・ワールドに遊ぶ少年(澁澤龍子)
{物より物のイメージ/「自分はオブジェだから」/澁澤龍彦と私/昔から使っている物を大切にする}
Prologue プロローグ
{私のコレクション/過ぎにしかた悲しきもの}
Chapter1 髑髏の巻
{髑髏/絵のある石/トスカナ石/石笛/三葉虫/宝石/オパール/プラトン立体/琥珀のネックレス/オウム貝/アンモン貝/貝殻/子安貝/海胆/玉虫/玉虫の厨子/標本/ムクロジの実}
Chapter2 アストロラーブの巻
{アストロラーブ/時計/凸面鏡/仮面と人格/仮面/貞操帯/パイプの心理学/パイプ礼讃/地球儀/ルーペ/花札/拳玉/輪鼓/唸り独楽}
Chapter3 人形の巻
{四谷シモン その1/四谷シモン その2/ベルメール/金子國義/加山又造 その1/加山又造 その2/スワーンベリ/¥}
Chapter4 庭へ
{声/日時計}
あとがき
初出一覧