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平凡社選書57 初期万葉 阪下圭八

500円(税込)

1978年 四六判 P280 帯背下端少破れ カバー端少イタミ カバー袖内側および本体両見返しヤケ、シミ 小口少ヤケ、天時代シミ、地少シミ汚れ

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商品の説明


1978年 四六判 P280 帯背下端少破れ カバー端少イタミ カバー袖内側および本体両見返しヤケ、シミ 小口少ヤケ、天時代シミ、地少シミ汚れ

“初期万葉の一群の歌は、抒情詩の成立が個人の運命の痛切な自覚と深く結びついていたことを示している。しかしまた、その率直で豊富な表現の基底には、なお原初の混沌が渦巻き、その背後には集団の歌謡の歌声がこだましていた。
内乱と対外的危機の激動の時代にあって、歴史と個人、集団と個性は以下に交叉し、詩としての《歌》がいかに自立していったか。
民間に流布した俗謡が、一転して国家的危機を予言する童歌となるプロセスを丹念に分析する《わざうたについて―古代流行歌考》をはじめ、初期万葉の人と作品に光をあてる。”(カバー裏紹介文)

目次:
【I 記紀歌謡より万葉へ】
わざうたについて―古代流行歌考
 {流行歌としてのわざうた/わざうたの時代/わざうたの表現(一)/わざうたの表現(二)/卜占・霊夢・瑞祥とわざうた/わざうたの語義など}
聖婚・歌垣・国見
 {聖婚歌謡とその源流/古代歌垣の諸相/国見歌の展開}

【II 初期万葉の風貌】
斉明天皇
 {岡本天皇とはだれか/抒情詩の誕生/歌垣的発送/「神代」の語について/万葉集の斉明像/古代の女帝/斉明天皇と歌}
有間皇子―真幸くあらばまたかへり見む
中大兄・三山歌
 {「を愛し」と「雄々し」/三山歌の注釈史/反歌について/諧謔的世界}
天武天皇伝一斑
 {「天文・遁甲に能し」/壬申の乱前夜/吉野とはなにか/遁甲および抱朴子/方術・仙道と天武}
天武天皇の吉野の歌
 {日本書紀における史と歌/吉野の歌の比喩/創作時期および回想ということ/創出過程について}
大津皇子―辞世歌一首の世界
 {皇子・皇女の歌/大海人皇子と額田王/大伯皇女と大津皇子/物語化の傾向}
但馬皇女と穂積皇子
志貴皇子

後記

その他の詳細情報

販売価格 500円(税込)