昭和61年 四六判 P182 帯およびカバーイタミ、クスミ 遊び紙少剥がし跡、時代シミ
昭和61年 四六判 P182 帯およびカバーイタミ、クスミ 遊び紙少剥がし跡、時代シミ
“南方熊楠は、頭脳も業績も抜群の人物であった。故に未だに偶像視されている面がある。本書は『南方熊楠全集』と多数の未完の書簡などを参考とし、その人物や生活、友人らとの交流を考察。南方が、その波瀾の生涯の折々にいかに対処したか、また人間としての生き方についても種々の角度から記述した。南方研究の権威による好著。”(帯文)
目次:
序
一 略伝紹介
二 非常の人
三 吉凶交錯の生涯
四 福沢諭吉の影響―渡米の理由―
五 孫文との親交
六 孫文の贈った冊子
七 「ロンドン日記」抄
八 二人の親友―喜多幅と佐藤―
九 南方全集と岩波茂雄
十 日本文学への寄与
十一 随筆三篇
十二 田辺の特産品
十三 民俗学の“高弟”
十四 南方翁と私