昭和15年5刷　ページ部分11.2×16.9　全体に経年によるヤケ、時代シミ　函角少イタミ　扉ページ小印あり

岩波全書57
旧字旧かな遣い

“殆ど悉くの寄生虫の書物の叙述は、各類各種を並べて説いたものである。そこで、方向を転換して、悉くの種類を、形態、発育、病害、感染経路、予防等、それぞれの見地から見通すといふことが、面白い仕事であり、知識の整頓に役立ち、またそこには興味と価値のある種々の題目もある筈である。”（序文より）

目次：
第一章　序説
第二章　人体寄生虫概説
　｛一　吸虫類／二　条虫類／三　円虫類｝
第三章　発育及び中間宿主
　｛一　生殖器及び卵形成／二　胚発育及び卵形成／三　孵化、孵化後の発育及び中間宿主の感染｝
第四章　感染
　｛一　感染経路／二　感染時の体内移行及び異常局所寄生／三　緒動物との共通寄生及び迷入寄生／四　感染経路の実際問題｝
第五章　病害
　｛一　宿主に対する病害作用／二　地方病としての寄生虫病｝
第六章　検索
　｛一　宿主からの材料の検索／二　虫卵の検算／三　仔虫の検索｝
第七章　予防及び駆虫
　｛一　感染の予防／二　駆虫｝
索引