1993年 四六判 P369 カバー僅スレ、少汚れ、端少イタミ 月報付(表紙ヤケ)
1993年 四六判 P369 カバー僅スレ、少汚れ、端少イタミ 月報付(表紙ヤケ)
“故・澁澤龍彦(一九二八―八七)は、生涯のあいだに計四回のヨーロッパ旅行をこころみた。そして、いずれの旅にも市販のノート一冊ずつを持参し、ほとんど一日も欠かさずに日記をつけていた。
本書「滞欧日記」は、そのノート四冊の内容をすべて紹介し、さらに末尾には「編者による注」を付して、ひろく読者に供しようとしたものである。”(本書巻頭「編者による序」より)
日記のほかに、旅先での澁澤の写真、地図や予定表といった自筆の走り書き、訪れた場所に関する資料写真など、モノクロ図版を適宜併録。
巻末「編者による注」は74ページにわたる分量。
また別刷の月報には、旅先で澁澤と行動をともにする機会のあった3人が文章を寄せる
目次:
編者による序
I 一九七〇年 九月一日〜十一月四日
II 一九七四年 五月十六日〜六月一日
III 一九七七年 六月二日〜七月六日
IV 一九八一年 六月二十三日〜七月二十三日
編者による注
解説
月報「旅の手帖」:ノルマンディからブルターニュへ(出口裕弘)/イタリアの澁澤龍彦(小川煕)/旅のお仲間(堀内誠一)