1971年2刷　ページ部分14.8×19.4　P421　函ヤケ、クスミ、少汚れ　本体表紙少スレ　裏遊び紙僅剥がし跡

目次：
序詩
　｛わたしは　ひとりではない｝

愛のながき回想
　女が秘密のところでは　男は無用である／ヌーシュ／異郷にて／ひとりにかわる　すべての女／肖像／うつくしい妻／わたしたちはどこでも／黄金角のもとで／さいごの息／ねむっている存在の征服／不在／わき出よ／契約／Ｎ／かるいお針女たち（サン・タルバン／メディユーズ／ひとつの肉体／ただひとつの肉体／くちづけ／夜明け／手本として／平和のリング／はだかの風景／幸せ）／生のすべて

永続のきびしい欲望
　マルク・シャガールに／くちづけによって／愛の秩序と無秩序／夕べのうごき／ねむっているときでさえも／うつくしいひと／愛について語る／ある日について語る／デテールからデテールへ／ただひとつの微笑／理想の肉体／生にむかって蠱毒から孤独へ／奈落のそこから／昨日と今日の偉大さ／もはやちからが問題ではないゆえに／ここには／季節／わたしたちのうごき

時はあふれる
　わたしはつねに生きつづける／希望のちから／ひとりの生者が死者たちのために語る／エクスタシー／愛によって／一九四六年十一月二十八日／不幸の限界／生きているわたしの死者／詩の否定／きんいろの女／わたしたちの生／生者そしてひきはなされた死者よ／わたしたちの生

記憶すべき肉体
　謝辞／わたしの救済の砂つぶ／三枚の絵の肖像／月と太陽のあいだで／一人と二人の　みんなの／そうせねばならぬがゆえに／未来もなしに／きむずかしい限りのまぢかでの復習／けれども彼女は／わたしはあなたを想像した／青春は青春をうむ／復活のくちづけをあたえようとして／無限に／肉体の本／わたしは夢のなかで話す

ひとりの人間の地平線から　すべてのひとびとの地平線へ

レダ
　最初のねむりのなかのレダ／ひとつの面影が　彼女を生んだものに帰ってくる／自然よりも　いきいきとして夢中になった　レダ／レダが　それについて考えなかったこと

モラルの教え
　すべてが結びあう／ヌーシュ／時間は沈黙をだきしめる／とらえがたい婚姻の時計／おお　かぎりない死よ／影と影／はっきり見たいという意志／思い出と現在／七枚のヴェール／最悪の条件のなかで／支配者たる幼年時代／不動の夜明け／わたしは彼女を愛する　彼女はわたしを愛していた／笑いもなく／絶望　愛することの欲求／冬の最後の日　春の最初の日／夢と夢／不吉な夜　よき日／ラザロ／動物の段階で／色彩の言葉／大いなる旅／悪魔の美しさ／そして遠くから話していたものは　じぶんが近くから答えるのを聞いた

フェニックス
　フェニックス／今日ここにいるドミニック／書くこと描くこと刻むこと／ドミニックのちいさき幼年時代／生きている風／春／わたしはあなたを愛する／確信／わたしたちふたり／死・愛・生／うた／しっかりそれを信じねばならぬ／動物について／そして　ひとつの微笑が／静寂／朝のいのり／海の風景

エリュアール、その詩と生活（高村智）